葉酸サプリが一番必要なのは8週目?

妊娠初期の葉酸摂取の重要性が広く認知されるようになり、多くの会社から葉酸サプリが販売されています。ところが普段から摂取する習慣が無ければ、いつから葉酸サプリを飲むべきか、いつまでの飲み続けるべきかについて迷うところです。

今回は葉酸の効果から摂取すべき大切な時期、葉酸サプリの選び方などについて調べてみました。


妊娠前・妊娠中における葉酸の効果

妊娠前や妊娠中に葉酸の摂取が大切と言われるのは様々な効果が期待出来るためで、まず一つ目に挙げられるのが赤ちゃんの神経管閉鎖障害のリスクを下げる効果です。そもそも妊娠初期は赤ちゃんの細胞分裂が活発で、脳や脊椎など重要な器官が形成される時期でもありますが、この時期に葉酸が不足していると器官の形成が上手く行われず、先天性奇形を起こしやすくなってしまうのです。

葉酸には赤ちゃんの細胞分裂をサポートする役割があり、きちんと摂取しておくと神経管閉鎖障害のリスクを70%程度減らす事が可能となります。また妊娠中は赤ちゃんにも栄養を供給する事になるため、貧血になりがちです。

鉄分不足による鉄欠乏性貧血だけではなく、葉酸不足で巨赤芽球性貧血のリスクを抱える恐れもあります。貧血になると眩暈やふらつきなどの症状が現れ母体にとっても辛いですが、赤ちゃんへの栄養の供給も不足するので流産してしまう可能性も出てきます。

葉酸は造血作用があり、貧血になりがちな妊娠中には欠かせない栄養素でもあるため、積極的に摂取する事が推奨されているのです。加えて子宮内膜を強くして、受精卵の着床を助ける効果も期待出来るため、妊活中の女性にとっても必要な栄養素と言えます。

葉酸が最も必要な時期は?

妊娠に気付くのは人によって違います。妊娠検査薬で判明する人もいれば、生理がしばらく来ない事に違和感を覚え、産婦人科を受診して初めて気づくケースもあります。ほとんどの人が生理が遅れている、悪阻などの症状が現れ始める事で妊娠8週ぐらいには気付く事が多いのですが、この時から急いで葉酸を摂取しても実は遅いのです。

そもそも葉酸がもっとも必要な時期は妊娠する1か月前から妊娠3ヶ月目になります。妊娠初期は赤ちゃんの大切な器官が作られる時期なので、先天性異常のリスクを少しでも減らすためにも必要な量を摂取しておくべきなのです。

妊娠8週の時点で遅いというのは、妊娠7週未満の間に中枢神経系の異常が起こりやすいからです。もちろん8週の時点でも葉酸は必要で、厚生労働省では妊娠12週までは積極的に摂取すべきと推奨しています。ただ葉酸の効果を最大限実感するには、妊娠する1か月前から意識して摂取しておく事が大切なのです。

妊娠はいつ出来るかわからないので、結婚してそろそろ子供を作ろうと考え始める頃になったら、その時からサプリの服用を開始するのがベストです。


葉酸はいつまで飲み続ける?

葉酸は妊娠初期と言われる12週までが最も必要で、1日480μgの摂取が推奨されています。しかしこの時期が過ぎても葉酸の摂取を続けた方が安心です。中期・後期とこれからお腹の中でどんどん成長していく赤ちゃんに栄養を送り届けるには葉酸は必要不可欠で、母親の貧血を予防したり、赤ちゃんが未熟児や低体重で生まれてくる事を予防します。

その他にも十二指腸潰瘍、胃潰瘍など消化器官の不調を防いだり、妊娠中毒症の予防、さらにマタニティブルーを抑制させる効果もあります。そして無事に出産してからも葉酸は有効です。細胞分裂によって新しい細胞を作り出す作用は、出産によって傷ついた子宮内を回復させます。

また母乳は血液から作られる事もあり、母乳で赤ちゃんを育てるには積極的に摂りたいものです。良い母乳を作りだす、母乳の出が良くなる事は、赤ちゃんも葉酸を摂取する事に繋がります。もちろん母乳で育てている人だけではなく、ミルクで育てる人も慣れない育児で不眠になりがちですが、葉酸の睡眠を促す作用が寝つきを良くして疲労を軽減させます。

食品からも葉酸は摂取できる?

葉酸はもちろん食品の中にも含まれています。具体的にはほうれん草やブロッコリー等の野菜、うなぎ、レバー、納豆、海藻類などが挙げられます。つまり食品の中から摂取する事は可能なのですが、問題なのは葉酸が水溶性なので水や熱に弱いという性質です。

つまり調理している段階で葉酸の栄養素がどんどん流れていくので、必要な摂取量を食事からのみで取り入れるのは難しいと考えられています。食品からの摂取も大事ですが、妊活中や妊娠中は必要量が増えるため、サプリを上手に活用する事が大切です。

食品のように調理する訳ではないので吸収率が良く、必要な量を確実に体に取り込む事が出来るのです。また妊娠中は悪阻で苦しむ人も少なくありません。ほとんど食事が出来ない人もサプリなら摂取できる可能性があり、食事で栄養素を取り入れようとするよりも負担が軽減されます。

ちなみに葉酸にはつわりを軽減させる効果もあるとも言われています。

葉酸サプリの上手な選び方

葉酸サプリも数多く販売されているので、初めて飲む人にとっては何を基準に選べば良いか迷うところです。

良い葉酸サプリを選ぶコツは、第一に充分な量の葉酸が摂取できる事です。妊活中や妊娠中は480μgが必要なので、まずはこれだけの量が配合されている事に注目し、後はモノグルタミン酸型である合成葉酸が使われている物を選びます。

ちなみに葉酸には合成葉酸と天然葉酸があり、天然葉酸の方が安心で効果が高いイメージがありますが、様々な研究や調査によって合成葉酸が神経管障害のリスクを低減させるという事がわかっています。この合成葉酸は食品の中には含まれていないので、サプリで摂取していくしかありません。

そして多くのサプリは葉酸だけではなく、他の成分も配合されています。葉酸の効果をより実感するにはビタミンB12とビタミンCを一緒に摂るのが望ましく、ビタミンB6も母親の健康維持のために摂取したい栄養素です。

また妊娠中は鉄分やカルシウム、ミネラルなどが不足する傾向にあるため、これらを補えるサプリは優秀と判断出来ます。逆に避けたいのが添加物が多く含まれているサプリです。体に良い影響を与えようとサプリを飲み始めても、添加物まみれでは全くの逆効果です。

特に安いサプリは添加物で誤魔化している可能性もあるため、あまり値段にこだわり過ぎず、安心して摂取できる物を選ぶ事が大切です。

葉酸サプリと医薬品は異なるものです

Posted on